さくら6位浮上 猛特訓中のパパに刺激
「ダイキン・オーキッドレディース・第2日」(8日、琉球GC=パー72)
36位から出た横峯さくら(28)=エプソン=が5バーディー、1ボギーで、この日のベストスコアとなる68をマーク。通算3アンダーで首位と2打差の6位に急浮上した。プロテスト合格を目指して猛特訓中の父・良郎氏(53)からも刺激を受け、逆転優勝を狙う。首位には大会連覇が懸かる森田理香子(24)=リコー=と、笠りつ子(26)=京セラドキュメントソリューションズ=が並んだ。
出だし4ホールで3バーディーを奪う好ダッシュを決め、さくらがV戦線に浮上した。「もったいないパットが3、4つあった」とグリーン上ではもたつく場面もあったが、ショットに関しては「チャンスを多くつくることができた。点数?80点ぐらい付けられる。かなりいいです」と手応えを口にした。
スイングの際、トップで左肩をしっかり入れるように意識しており、フェードだった球筋がストレートや軽いドローに変わった。ここ2年間悩まされた左へのすっぽ抜けの心配がなくなり、自信を持って振れている。
昨年7月に参議院議員の任期を終えた父・良郎氏は現在、プロテスト合格を目指して猛特訓中。80台前半だったスコアは10打近くも縮まり、ドライバーの飛距離は280ヤードまで伸びた。「絶対に合格は無理だと思っていたけど、もしかしたら、もしかするかもしれない」と、さくらも目を見張るほどの上達ぶり。53歳の頑張りに大きな刺激を受けている。
昨年は森田とのプレーオフに敗れて開幕戦Vを逃した。リベンジのチャンスに「今、取り組んでいることがしっかりできている。この順位なので、あしたも頑張りたい」と意欲を見せた。南国・沖縄に今年こそ、満開のさくらを咲かせたい。