遼盛り返して8位…マスターズへ望み
「アーノルド・パーマー招待・第3日」(22日、ベイヒル・クラブ=パー72)
10位で出た石川遼(22)=CASIO=は4バーディー、2ボギーの70で回り、通算7アンダーで首位と8打差の8位となった。71で回ったアダム・スコット(オーストラリア)が通算15アンダーで初日からのトップを守った。
スタート前の練習場でテレビカメラを向けられ、米国メディアの取材を受けた。上位を争う独特の空気を肌で感じた石川は「ちょっと違う雰囲気があったので、難しい日になりそうだと思っていた」という。そんな重苦しさを乗り越え、優勝するか現在83位の世界ランキングを50位まで上げることが条件となる3週後のメジャー、マスターズ・トーナメント出場へ望みをつないだ。
ティーショットがぶれ、フェアウエーをとらえたのはわずか5度。「全体的に左に行っていた」と、前半はスコアを落とした。これまでなら試合中でも技術修正に取り組むところだが「いいスイングができている中での話。信じて、変えることはなかった」。最近のショットの好調さを盾に、どっしりと構えた。