ミセスさくら おのろけ全開
22日にメンタルトレーナーの森川陽太郎氏(33)との電撃結婚を発表した女子プロゴルファーの横峯さくら(28)=エプソン=が一夜明けた23日、フジサンケイ・レディースクラシックの前夜祭に出席し、結婚後初めて公の場に登場した。2ショット会見こそ実現しなかったが、幸せオーラ全開。これまでは30歳までに結婚、引退という人生プランを口にしていたが、ミセスさくらとして30歳以降も現役続行する意向を示した。妊娠はしておらず、登録名も変更しない。
笑顔のさくらが満開だった。電撃結婚発表から一夜明け、取材に応じた横峯の左手の薬指には1週間前に夫の森川氏と一緒に購入したというブシュロン製の結婚指輪、胸には数字の「2」がデザインされたネックレスが輝いていた。「2人が一緒になったということで」とのろけ、幸せムードを漂わせた。
「1年半待ってもらっていたので、やっとという感じ」。友人の紹介から交際が始まったのは2年半前。プロポーズされたのは、一昨年のシーズン終盤だった。当時、横峯は優勝から遠ざかっており「勝つまでは‐というのもあった」という。
ただ、昨年のこの大会から森川氏の指導を受け、昨季は4勝と復活。思い出の大会を前に結婚を決めた。挙式は今季のオフを予定。長年しのぎを削ってきた宮里藍には、6日まで行われた米ツアー、クラフト・ナビスコ選手権中に報告。「おめでとうと言ってもらった」という。
これまで「30歳までに結婚して引退」と口にしたこともあった横峯だが、森川氏と歩んできたこの1年で心境の変化もあったようで「30の先も?はい」と、30歳以降も現役続行の意向を示した。
ミセスとして迎える初めての、そして2人にとって思い出の大会。「これだけ注目されているので、予選落ちしないように」と笑ったが、当然、人生の門出を最高の結果でスタートしたい。結婚指輪も着けてプレーする予定だ。「土曜が終わって、そういう(優勝争いできる)位置なら考えたい」。生涯の伴侶を得て、横峯の第2のゴルフ人生が始まる。