みなみ雨にも負けず1打差の2位発進
「九州女子選手権・第1日」(20日、玉名CC=パー72)
4月のKKT杯バンテリン・レディースをツアー史上最年少で制した15歳の勝みなみ(鹿児島高牧)は1打差の2位につけた。15歳の田中瑞希(グランドチャンピオン)が2アンダーの70で回り、単独首位。12オーバーまでの85人が決勝ラウンドに進んだ。
強い雨にも耐えて、勝がツアー優勝者の貫禄を見せた。1バーディー、ノーボギーの71で首位と1打差の2位。「精神的にきつかったけど、ボギーを打たなかっただけでも十分」。率直な心境を明かした。
18社、約100人の報道陣が集結したコースは激しい雨にも見舞われた。雷による中断を挟んで予定よりも約30分遅れでスタートしたが、大崩れしないのが勝だ。正確なアプローチでピンそば3メートル以内につけてカバー。確実にパーを拾っていった。
19日に愛知県であった全米女子オープン予選会。同学年で仲のいい橋本千里(愛知・ルネサンス豊田高1年)が本大会(6月19~22日、米ノースカロライナ州)出場を決めた。「自分も頑張ろうと思った」。夜に祝福の連絡を入れ、この日は自分が存在感を示した。
「こんな粘るゴルフができれば、今度はバーディーが取れる」。ツアー初優勝したKKT杯バンテリン・レディースが開催された熊本でスーパープレーを連発する。