近藤が全英切符 日本勢の“全滅”救う

 「ミズノオープン・最終日」(1日、JFE瀬戸内海GC=パー72)

 近藤共弘(36)=フリー=が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算11アンダーで3位に入り、5年ぶりに全英オープン(7月17~20日、英国・ロイヤルリバプールGC)の出場資格を得た。張棟圭(25)=韓国=が69をマークし、通算15アンダーで日本ツアー初優勝。2位のジュビック・パグンサン(36)=フィリピン、3位の金亨泰(36)=韓国=までの上位4人が全英の切符を獲得した。

 近藤が日本勢の“全滅”を救った。4番の第3打。グリーン左奥のラフからピンまで8メートル。ウエッジで絶妙にすくった打球がカップに転がり込んだ。チップインバーディーにガッツポーズが出た。

 6、7番で連続バーディーを奪い、3位に浮上。だが、金亨泰、I・H・ホ(韓国)、M・ヘンドリー(ニュージーランド)が猛追し、11年に続き、4枚の全英切符を外国勢が占めるピンチに陥った。10番でボードを確認した近藤は「4人は厳しい(条件)。10アンダーはいかないと」とギアを上げた。

 15番でバーディー、18番もバーディーを奪った。日本勢最高の3位に食い込み、09年以来、3度目の全英出場をもぎ取った。過去2度は予選落ちしている大会だが「風も、耐えるゴルフも嫌いじゃない。技術、経験も昔の自分より良くなっている。どれくらいやれるのか楽しみ」と力を込めた。

 今季は最終日の失速が目立ったものの、いやな流れを断った。「今年の目標は優勝」。11年4月以来、復活の6勝目へ弾みをつけた。

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