岩田、初アルバトロスで8位急浮上

 「日本ツアー選手権・森ビル杯・第3日」(21日、宍戸ヒルズCC=パー72)

 40位からスタートした岩田寛(33)=フリー=が588ヤードの6番(パー5)で自身初のアルバトロスを達成。この日のベストスコア65をマークし、通算7アンダーで8位に急浮上した。最終日は首位と6打差からの大逆転Vを目指す。ツアー初勝利を目指す34歳の竹谷佳孝、今季2勝目を狙う張棟圭がともに69で回り、通算13アンダーで首位を守った。

 アルバトロスを達成した岩田は、前日10番で成し遂げた嘉数に続く快挙を「入ったのは見えた。万歳はしたけど、そんなに興奮はしなかった。今朝サイトに嘉数が興奮したと書いてあったのを見たので勉強した」と冷静に振り返った。

 588ヤードの6番パー5の2打目はフェアウエーからピンまで220ヤード。4Iで打ったボールはピン手前3ヤードに落ち、カップに吸い込まれた。

 東北福祉大の後輩・松山英樹や石川遼に刺激を受け、米ツアー参戦を目指している。昨年は米ツアーQTも受験した。「前はミスにキレてたけど、2人の活躍が刺激になり、キレてる場合じゃないと思えるようになった」。大人になった実力派が、メジャーで悲願のツアー初優勝を狙う。

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