松山ツアー開幕戦3位「光見えてきた」
「フライズコム・オープン・最終日」(12日、シルベラードリゾート=パー72)
松山英樹(22)=LEXUS=は3バーディー、1ボギーの70をマークし、通算12アンダーで3位。優勝した6月のメモリアルトーナメント以来のベスト10入りを果たした。石川遼(23)=CASIO=は4連続バーディーを決めるなど71でまとめ、通算8アンダーの19位。11年に日本ツアーで賞金王になった韓国の28歳、ベ相文(ベ・サンムン)が通算15アンダーで逃げ切り、ツアー通算2勝目を飾った。
松山が約4カ月ぶりにベスト10入りした。首位まで6打差あったが、インで3バーディーを奪って猛追。3打及ばなかったが、米ツアー2勝目が近いことをうかがわせた。
12番で1・2メートルにつけて最初のバーディーを奪った。18番パー5は第2打をグリーン奥のカラーまで運び、9メートルのイーグルトライはわずかに右に外したものの、楽々バーディーを決めた。
後半はバーディーを3つ奪ったものの、13番で2メートル、16番では1・2メートルを外した。「惜しいパットがたくさんあって、それが1つでも入ってくれれば波に乗っていけた」と、唇をかんだ。
次戦のシュライナーズホスピタル・オープン(17~20日、ネバダ州TPCサマリン)にも出場する。昨年は胃炎のため欠場したが、練習ではコースを回った。
「(全体的には)お先真っ暗から少しずつ光が見えてきた。少しずつ、もうちょっと練習して良い手応えをつかめれば、もう少し上位と差を詰めてプレーができる」。パッティングの感覚を取り戻せば、再び米ツアーの主役に立てる。