谷口4位に急浮上 節目の通算20勝へ
「東建ホームメイトカップ・第3日」(18日、東建多度CC名古屋=パー71)
23位から出た47歳のベテラン谷口徹(フリー)が6バーディー、ボギーなしの65を出し、通算8アンダーの4位に急浮上。最終日は節目の通算20勝をかけて首位との3打差逆転を狙う。H・W・リュー(韓国)が通算11アンダーで首位に立ち、2打差の2位に山下和宏(ザ・サイプレスGC)と片岡大育(Kochi黒潮CC)。
百戦錬磨の谷口が勝負のツボをしっかりと押さえた。2日目までは強風が吹き荒れたが、この日は天気も良く弱風。「昨日まではセーフティーゴルフでしたけど、今日は伸ばさないとね。テンション上がりました」。鮮やかなギアチェンジで6バーディー、ボギーなしの満点ゴルフ。首位に3打差と逆転Vへ絶好の位置につけた。
賞金ランク47位と不本意なシーズンだった昨季終了後、復活を期して都内のトレーニングジムへ通った。毎週、1泊2日の日程で自分よりも若いアスリートに混じって汗を流し、「自分はまだ発展途上。5年後はもっとうまくなって、選手としてのピークが来ると思っている」と真顔でプランを披露した。
前週の地区大会・岐阜オープンも制し、心身ともに絶好調。優勝すれば節目のツアー通算20勝となる。「目標は20勝より先に置いているけど、まずは1勝ですね」。12年ブリヂストンオープン以来のVで自ら復活を祝う。