遼69で13位浮上「優勝争い目指す」
「プレーヤーズ選手権・第2日」(8日、ポンテペドラビーチ・TPCソーグラス=パー72)
石川遼(23)=CASIO=が6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り通算4アンダーで13位に浮上した。首位で出た松山英樹(23)=LEXUS=は2ボギーの74で3アンダーの27位に後退。首位から69で回ったケビン・ナ、65をマークしたジェリー・ケリー(ともに米国)が通算8アンダーでトップ。タイガー・ウッズ(米国)はイーブンパーの61位で予選を通過した。
グリーンが硬くなり、上位選手が伸び悩んだ第2ラウンドで「ラインもスピードも僕には合った」という石川が浮上した。カットラインも気になる40位からスタートし、25パットで69。「ショットがあまり良くない中、うまくかみ合ってくれた」と笑みを浮かべた。
1番で1・5メートルにつけてバーディー発進。4番で2メートル、6番では下りの6メートルをカップに沈めて伸ばした。1打目を池に入れた7番でダブルボギーをたたいたが、その後は「開き直った」ことで復調。9、10番の連続バーディーで取り戻すと、後半は危なげなかった。
ショットについて「感触は良くなかった」と言う通り、パーオン率などの数値は振るわないが、1パットのパーが6ホールと粘りがあった。2日間で合計12バーディーは全体でトップに並ぶ。
「トップが思ったよりも伸びていない。優勝争いを目指してやりたい。そのためには3日目が大事になる」と野心を秘め、残り2ラウンドに臨む。