さくら急上昇10位「優勝を目指す」
「全米女子プロ選手権・第3日」(13日、ハリソン・ウェストチェスターCC=パー73)
横峯さくら(29)=エプソン=が5バーディー、1ボギーの69と伸ばし、通算5アンダーで32位から10位に浮上した。首位とは9打差。宮里美香(25)=NTTぷらら=は通算2アンダーの22位。野村敏京(22)は通算1オーバーの40位。3連覇を狙う韓国の朴仁妃が66をマークし、通算14アンダーで単独首位に立った。
横峯はフェアウエーを外したのは1回だけという安定ぶり。ロングパットも好調で、4番で10メートル、5番で15メートルを沈めてバーディーを奪い、「距離感がすごく合っている」と自画自賛した。
昨年までの日本ツアーでは予選落ちが極めて少ないことで定評があった。しかし、初めて本格参戦した今年の米ツアーでは、ここまで10試合に出場して予選落ちが半数。ベストも8位と、もうひとつの状態が続いていた。
だが、メンタルコーチでもある夫との二人三脚での転戦で、ようやくプレーも落ち着いてきた。「実力的に劣っている部分はたくさんあるけど、それも慣れかな?気持ちで負けないプレーを心掛けている」と言う。
ホールアウト時点で首位とは3打差で、「狙える位置。目標は高く、優勝を目指して頑張りたい」と話した。結局、トップとは9打差となったが、メジャーでの最高位(昨年の全米女子オープンの7位)更新は十分可能だ。