香妻琴乃 悲願Vへ38位→7位に急上昇
「ニトリレディース・第2日」(29日、小樽CC=パー72)
38位から出た香妻琴乃(23)=サマンサタバサ=が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算2アンダーの7位へ浮上した。最終日は悲願のツアー優勝をかけて、通算6アンダーで単独首位に立ったイ・ボミ(韓国)を追いかける。渡辺彩香(ユピテル)ら3人が通算5アンダーで2位。北海道出身のアマチュア、小祝さくら(飛鳥未来高2年)は通算6オーバー59位で予選を通過した。
たまっていたものを一気に吐き出した。香妻が難コースを相手に4アンダー68をマーク。「このコースは難しいので、2つのボギーは計算の内。焦らずフラットな気持ちでプレーできた」と冷静に振り返った。
昨年、賞金ランク19位と大躍進。今季は初優勝に一番近い選手と目されていた。開幕前に腰痛に見舞われて、前週までランク67位と苦戦を強いられてきたが、ここへきて復調の手ごたえをつかんだ。
「腰痛はもう大丈夫。ようやくショットもパットもよくなってきたので、あとはメンタルだけかなと思う」。今週のテーマは「常に一定の気持ちでプレーすること」。最終日は首位と4打差あるが「優勝することしか考えていない」と大逆転を見据えた。