大の虎党!青木瀬令奈3位初シード確実
「女子ゴルフ・富士通レディース・最終日」(18日、東急セブンハンドレッドC=パー72)
6位から出た青木瀬令奈(22)=三和シャッター工業=が5バーディー、ボギーなしの67をマーク、通算7アンダーでツアー自己最高の3位に入り、来年の初シードを確実にした。大の阪神ファンで金本新監督の誕生も重なり、ダブルの喜びとなった。首位から出たテレサ・ルー(28)=台湾=が1イーグル、4バーディー、5ボギーの71で回り、通算13アンダーで今季5勝目、通算9勝目を挙げた。
サンバイザー、ベスト、ソックスを虎カラーの黄色でそろえた青木が、ぐんぐんスコアを伸ばす。1番で6メートルを沈めると、7番4メートル、9番も2メートルを決めた。後半も2つスコアを伸ばし、5月のワールドレディースサロンパス杯で記録した自己最高の4位を更新。今季の通算獲得賞金を約2218万円とし、来年の初シードを確実にした。
トラッキーのヘッドカバーを使用するほどの熱狂的虎党。この日は金本新監督就任を記念して黄色と黒でウエアをコーディネートした。「早速、金本新監督のパワーをもらった感じでした。シードは遠いものと思っていたので、本当にうれしい」と喜びを口にした。
脱皮のきっかけは飛距離アップ。4月から大西翔太コーチの指導でダウンブローに打っていた1Wをアッパーブローに変えた結果、210ヤードから240ヤードへ大幅アップ。「飛ぶようになったのは大きい。今年中に初優勝したいです」。金本阪神より一足先に美酒を浴びる。