遼73とスコア落とすも首位キープ

 「男子ゴルフ・カシオ・ワールドオープン・第3日」(28日、Kochi黒潮CC=パー72)

 7位から出た片山晋呉(42)=イーグルポイントGC=が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算7アンダーで首位と3打差の4位に浮上した。最終日は逆転での大会連覇、史上6人目のツアー通算30勝目を狙う。石川遼(24)=CASIO=は73とスコアを落としながらも、通算10アンダーで単独首位をキープした。

 石川は3バーディー、4ボギーの73とスコアを落とし、「難しい1日。集中力とエネルギーを使って、本当に疲れた」と苦々しい表情を浮かべた。

 1番、第1打を右斜面に打ち込みながらパーでしのいだが、続く2番では2・5メートルのパーパットを外し、初日からの連続ノーボギーは37ホールでストップ。好調だったパットが一転、「2、3メートル(の距離)が思った通りに転がせなかった」。この日のパット数は32に膨れ上がった。

 それでも2位と1打差で単独首位。「明日、こんなプレーをしていたら勝てない」。日没が迫る練習グリーンへ向かい、パッティング練習を繰り返した。

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