【10大ニュース・上】イ・ボミが最高賞金

 伊藤園レディースの優勝で賞金女王に輝いたイ・ボミ
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 熱戦を繰り広げたツアーも終了し、今年のゴルフ界も悲喜こもごも、数多くのドラマが生まれた。デイリースポーツ独断で2015年の10大ニュースを選出。話題の出来事を振り返る。まずは1位から5位ま。

 【1】イ・ボミが男子含め日本ツアー最高額賞金

 今年1年、圧倒的な強さとキュートな笑顔で大フィーバーを巻き起こしたのがイ・ボミ(27)=韓国。7勝を挙げ、男子も含めた日本ツアーの年間最高額となる賞金約2億3050万円を獲得。初の賞金女王となった。平均ストローク、パーオン率、平均パット数でも1位に輝いた。韓国で「スマイルキャンディー」の愛称で親しまれたように、日本でも愛らしいルックス、ファンを大事にする気さくな人柄で人気も急上昇。イ・ボミを目当てに多くのギャラリーが会場に足を運んだ。

 【2】スピースが史上最高額で米ツアー賞金王

 米男子ツアーで圧倒的な存在感を放ったのがジョーダン・スピース(22)=米国=だった。マスターズでメジャー初優勝を飾ると、続く全米オープンでも優勝。シーズン5勝を挙げ、世界ランク1位にもなった。ツアー史上最高の約1203万ドル(約14億8000万円)を獲得して初の賞金王に輝き、ポイントで争う年間総合王者も獲得、特別ボーナス1000万ドル(約12億3000万円)を手に入れた。1年間で約27億円を稼ぎだした。

 【3】17歳金谷が日本アマ史上最年少V

 広島国際学院高2年の金谷拓実(17)が、7月に兵庫・広野GCで行われた日本アマチュア選手権で史上最年少優勝を飾った。10月に兵庫・六甲国際GCで行われた日本オープンでは2日目に66で回って2位浮上。最終日まで上位争いを演じ、通算3アンダーの11位で史上最年少でのローアマを獲得した。同一年度に日本アマと日本オープンのローアマの両タイトルを取ったのは、01年の宮里優作以来9人目(10回目)。

 【4】岩田がメジャー最少タイ63マーク

 8月のメジャー最終戦の全米プロで、岩田寛(34)が2日目に1イーグル、8バーディー、1ボギーで回り、4大メジャーの18ホール最少スコアに並ぶ63をマークした。史上25人目(27回)。日本人では1980年の全英オープン3日目に記録した青木功に次いで2人目。ホールアウト後は公式会見にも呼ばれたが、「1日だけのことなので、記録には正直あまり興味がない」と、岩田らしいそっけないコメント。

 【5】遼が国内メジャー初制覇

 石川遼(24)が国内ツアー最終戦の日本シリーズJT杯(12月)で待望のメジャー初優勝を飾った。ツアー通算13勝目。今季国内ツアー初戦となった9月のANAオープンでも優勝しており、国内7試合に出場して2勝を挙げた。日本選手ではただ1人の年間複数回優勝で、賞金ランクでも6位に入った。主戦場とする米ツアーではシード権確保に手こずるなど苦戦が続いているが、悲願の米ツアー初優勝へ向けて大きな手応えをつかんだ。

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