17歳・金谷拓実、目標は東京五輪

 デイリースポーツ制定「2015年度ホワイトベア・スポーツ賞」の表彰式が10日、東京都千代田区の第一ホテル東京アネックスで行われた。昨年の日本アマチュアゴルフ選手権で史上最年少優勝を果たした金谷拓実(17)=広島国際学院高=は20年東京五輪を目標に掲げた。

 将来の日の丸エースが最高の笑みを見せた。金谷は過去の受賞者の中から松山英樹、石川遼、同い年の勝みなみの名前を見つけると「他にも丸山茂樹さん、服部道子さん。すごい選手ばかりなので、栄誉ある賞なんだと実感しました」と喜びに浸った。

 昨年は低迷する男子ゴルフ界に衝撃を与えた。全国高校ゴルフ選手権で初めて日本一の称号を得ると、日本アマで史上最年少優勝。さらに日本オープンでは居並ぶ強豪プロを押しのけて優勝争いを演じ、11位に終わったものの、これも史上最年少ローアマに輝いた。

 まだ成長途上。ドライバー平均飛距離は270ヤードともの足りないが、天才的なパッティングは飛躍を予感させるに十分だ。今季は既に国内開幕戦の東建ホームメイトカップ(4月14~17日・東建多度CC名古屋)、中日クラウンズ(4月28日~5月1日・名古屋GC和合)への出場が決定。出場権がある日本オープン(10月13~16日・狭山GC)では昨年のリベンジを期す。さらに秋にはQTを受験しプロに転向する。

 この日は埼玉県在住の祖父・孟さん(81)と祖母・静江さん(78)が孫の晴れ姿をひと目見ようと“サプライズ来場”。「知らなかった。でも、うれしい。おじいちゃんたちをはじめ、周りの期待にこたえられるように、この賞を励みに頑張ります。将来の目標は東京五輪です」。夢を語る瞳がキラリと輝いた。

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