渡辺彩香2位 5打差ひっくり返す!
「女子ゴルフ・ワールドサロンパスカップ・第3日」(7日、茨城GC東C=パー72)
渡辺彩香(22)=大東建託=が5バーディー、3ボギーの70で回り、通算8アンダーで2位をキープ。トップとは5打差あるが、大会初制覇へ最後まであきらめない決意だ。世界ランキング3位のレキシー・トンプソン(21)=米国=が7バーディー、ボギーなしで65をマークして通算13アンダーで首位に立った。渡辺とともに2位に昨季賞金女王のイ・ボミ(韓国)が続いた。
まだ試合は終わっていない。こんなところで諦めるわけにはいかない。そんな思いを1打ごとボールに込めるように、渡辺が終盤ホールを上がってきた。
14番でボギーを献上した時点では、1組前でグングンとスコアを伸ばしていたトンプソンとは7打差。「気持ちもなんとなく落ち気味だったけど…。やっぱり最終日最終組でレキシーと優勝争いしたいと思った。切り替えて、15番以降、いいプレーができた」
15番で段越え7メートルのバーディーパットを沈めると、16番第2打は左ラフから林の上を抜くスーパーショット。。レキシーに負けない豪快なショットでピンチを切り抜けた。
17番で再び段越えの7メートルを決め、最終18番パー5は、池の手前の左下がりのラフから85ヤードの第3打をピンそば2メートルにピタリ。上がり4ホールで3つ伸ばしてフィニッシュだ。
「レキシーとの5打差はかなり大きいと思うけど、私も初日から優勝を意識してやってきた。彼女にできたのだから、私も7アンダーぐらい出せると思う。最後の最後まで諦めずにやりたい」。今季は前週までの8試合で4位2回、3位1回、2位1回。優勝争いの結末にはどんでん返しがあることも十二分に知っている。