中田英寿氏が片山に挑戦状ゴルフで勝負

 サッカー元日本代表の中田英寿氏(39)と男子ゴルフの片山晋呉(43)=イーグルポイントGC=が16日、都内で会見し、両者によるゴルフマッチプレー対決を行うと発表した。「ネスレ招待日本プロゴルフマッチプレー選手権レクサス杯」(7月29~31日、北海道・恵庭CC)の“前座”イベントとして、7月上旬に同CCで真剣勝負を行う。

 現役時代、孤高のエースとして日本サッカー界を引っ張ってきた中田氏が、賞金王に輝くこと5度、ツアー通算29勝の片山に挑戦状をたたきつけた。「勝ち負けじゃなくて、どうやって一泡吹かせられるか」と、ガチンコ対決に腕をぶした。

 本格的にゴルフを始めてわずか2年。「思い描く通りに進まないことで、我慢することに少し強くなったのかな」と話す。ベストスコアについては明言を避けたが、谷将貴コーチのもとで1日2・5ラウンドを行う集中合宿などを重ねた結果、谷コーチは「ようやく一人前になった」と太鼓判。すでにシングル級の腕前であることは確実なようだ。

 得意クラブはアイアンで、ドライバーは使わないと宣言した。「サッカーでも正確なサイドキックを多用してきた。ドライバーもインステップキックも(狙い通り)当たるのは10球のうち数球。難しいクラブを使う意味があるのか」と説明。本番でも「普通の人のドライバーくらいは飛ぶ」(谷コーチ)というドライビング・アイアン(1番アイアン)で片山に挑む。

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