木戸愛 3位後退もV射程圏 4年ぶり2勝目で父を「男泣きさせたい」
「女子ゴルフ・サマンサタバサ・レディース・第2日」(16日、イーグルポイントGC=パー72)
首位から出た木戸愛(26)=ゼンリン=が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算5アンダーの3位に後退したが、優勝戦線には踏みとどまった。66をマークして首位に立った原江里菜(28)=NEC=とは3打差。最終日は逆転での4年ぶりツアー通算2勝目を目指す。初日首位のアマチュア、吉本ひかる(17)=滋賀短大付高3年=は73とスコアを落とし、通算2アンダーの19位に後退した。
逆転優勝へ望みはつないだ。首位から3位に後退したものの、木戸は手応えを感じていた。1番で2日連続のバーディーを奪い「きのうと同じでいいスタートが切れたし、フィーリングも良かった」とうなずいた。
パットがわずかにカップに届かない場面もあり、「パットは打たないと入らないですよね。もっと(スコアを)伸ばせたかも」という反省がありながらも、首位とは3打差で射程圏にとらえている。
この日から元プロレスラーでもある父・修氏(66)も応援に駆けつけた。大会前には父から「初心を忘れるな」というアドバイスをもらい、初日に続きこの日も「いい姿は見せられたのでは」。同組で回ったアマチュアの新垣からも「比菜ちゃん見て、ガンガンいかないと、と思いました」と刺激を受けた。
「父は家のベランダで日光浴するんです。仕上がってますよね」というほど真っ黒で、公称180センチ、106キロの巨体。このいかつい修氏を「男泣きさせたいですねえ」。4年前のこの大会以来となるツアー2勝目に向け最終日、攻勢に出る。