17歳・石過 喜べぬベストアマ 「本当は優勝を狙っていた」
「男子ゴルフ・兵庫県オープン・最終日」(10日、センチュリー三木GC=パー72)
ベストアマは通算6アンダーで12位に入った石過(いしか)功一郎(17)=クラーク記念国際高3年=が獲得した。トップと1打差の2位から出た岩元洋祐(32)=加古川GC=が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算11アンダーで大会初制覇。
ベストアマに輝いた表彰式。17歳の石過は堂々とあいさつした。「2日間調子が悪く、でも、スコアをまとめられて良かったです」と記念のトロフィーを誇らしげに掲げた。
1番で第1打を右に曲げ、いきなりダブルボギー。だが、慌てず騒がず2番でバーディーを奪い、7、8番もバーディー。後半も2つ伸ばして12位に食い込んだ。「スイング改造中でティーショットが安定しなかった。安定すれば、もうひとつ上のステージにいける。本当は優勝を狙っていたのでうれしい気持ちはない」と本音を口にした。
昨夏から米国のIMGアカデミーへゴルフ留学中。来秋には米国の大学に進学し、卒業後にプロを目指す計画。「目標は実力があって愛されるプロ。男子が低迷しているので、自分が役に立ちたい」と目線を上げた。
来週は日本ジュニア選手権15歳~17歳の部(埼玉県・霞ケ関CC西C)に出場。「もちろん、優勝を狙います」。今大会のベストアマを自信に日本一の称号をつかむ。