石川遼、完全優勝で復活14勝目 中断にも乱れず
「男子ゴルフ・RIZAP・KBCオーガスタ・最終日」(28日、芥屋GC=パー72)
通算12アンダー単独首位で出た石川遼(24)=CASIO=が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算15アンダーで逃げ切り、今季初優勝を果たした。昨年日本シリーズJTカップ以来のツアー通算14勝目で、4日間首位を譲らない完全優勝は09年サンクロレラクラシック以来2度目。今季は2月以降腰痛に苦しんだが、高らかに完全復活を告げた。
この日は台風10号の影響による豪雨で試合が約3時間中断。石川は11番の第1打を左に曲げたところで中断を迎えたが、再開後にベアグラウンドからの難しい第2打でグリーンを捕らえて見事パーセーブ。「あそこでボギーを打っていたら流れが変わっていたと思う。(再開後に)パーを取れて(悪い流れになりそうなところを)断ち切れた」と勝負のポイントを振り返った。 高山忠洋、M・ヘンドリー、B・ケネディが通算10アンダーで2位だった。