森田理香子、悔し泣き79位 「必ずまた一番に」涙声でも前向く

 「女子ゴルフ・ツアー最終予選会・最終日」(2日、東急セブンハンドレッドC東C=パー72)

 2013年の賞金女王・森田理香子(26)=リコー=は3バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの75とスコアを落とし、通算9オーバーの79位に終わった。来季ツアーの出場権は限りなく厳しい状況となり、ラウンド後は涙を流した。通算10アンダーの三ケ島かながトップ通過し、有村智恵は17位、諸見里しのぶは32位。上位35位までは来季ほぼフル参戦できる見込み。

 こぼれ落ちる涙を止められなかった。森田は79位という順位に「この結果をしっかり受け入れて、やっていく」と声を絞り出した。

 今季の実績を当てはめれば、79位ではレギュラーツアーの出場は見込めず、来季はステップアップツアー(下部ツアー)が主戦場となる見通し。

 ただ、主催者推薦によるレギュラーツアー出場は最大8試合可能なため、その8試合で優勝かそれに近い成績を残したり、下部ツアーで優勝することで、レギュラーツアーの出場機会を増やすことはできる。

 この日は57位からフル出場権が得られる35位以内を目指したが、後半5番パー3で第1打を右に曲げ、リカバリーもミスして4オン2パットで痛恨のトリプルボギーをたたいて急降下した。「1日目も2日目も“そこだけ”というホールがあって…」と、悔しさを隠そうとしなかった。

 アプローチイップスなどに苦しんだ1年だった。一方で「来年に向けて楽しみな気持ちもあった。ショット、アプローチ、パット…。伸びしろはたくさんある」と光明も見いだし、「明日からたくさん練習したい。必ずまた1番に戻れると思ってます」と涙声で前を向いた。試練を乗り越えた先に、真のスタープレーヤーへの道が開けるはずだ。

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