勇太3打差2位浮上 逆転Vで賞金王だ「まずは優勝」

 「男子ゴルフ・ゴルフ日本シリーズJTカップ・第3日」(3日、東京よみうりCC=パー70)

 8位から出た賞金ランクトップの池田勇太(30)=日清食品=が5バーディー、2ボギーの67とスコアを伸ばし、通算8アンダーで2位に浮上。最終日は首位を守った小平智(27)=Admiral=との3打差を逆転し、優勝で初の賞金王を決める。賞金ランク2位の谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=は72と崩れ、首位と6打差の7位に後退。逆転での賞金王獲得は難しくなった。

 ようやく池田の口から強気な言葉が飛び出した。「まずは優勝ですね。賞金王になっても優勝を逃したら喜べない。勝って賞金王になるのが一番喜べる」と、一語一語に力を込めた。

 強気になれた理由は、第1日から悩まされ続けてきたアイアンの縦の距離感の修正に出口が見えてきたから。「12番(パー4)でティーショットがフェアウエーにいって、セカンドショットは(当たりが)薄かったけど、4メートルに乗って、それをしっかり入れられた。あのバーディーで流れが変わった」と、キーポイントを挙げた。

 だからこそ難ホール18番パー3のパーを悔しがった。第1打で狙い通りにピン手前3メートルを捉えながら、バーディーパットを決められなかった。「最後は悔やまれる。あそこにつけて取れないのは情けない。明日追いつくためには、1打でも詰めておけばよかった。詰めが甘い」と、悔しそうに振り返った。

 最終日は首位の小平と3打差のスタート。賞金ランク2位の谷原の逆転優勝は難しい状況で、ほぼ初タイトルは手中に収めた格好だが「2016年を締めくくる上で悔いの残らない、いいゴルフをしたい」。名実ともに賞金王にふさわしいゴルフで最後を締める。

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