俳優の渡辺謙が、男子テニスの錦織圭、男子ゴルフの松山英樹の素顔に迫る「Ｔｈｅ　世界力～渡辺謙×錦織圭×松山英樹～」（１２月３０日放送、フジテレビ系、後１１・００）の収録が９日、都内で行われた。３人は収録後に会見に応じ、２０２０年の東京オリンピックへの思いを語った。

　リオ五輪で銅メダルを獲得した錦織は「前回、リオで待ってたんですけど…。訪れられなかっただけに。次回のオリンピックで戦えたらうれしいなと思います」と松山に呼びかけた。これには松山も苦笑い。「今年、ブラジルに行かなかったので、東京五輪ではしっかりと金メダル目指して頑張りたいと思います」と、決意表明した。ジカ熱の懸念など環境面でリオ五輪を辞退しただけに、そうした不安のない東京への思いは強いようだった。

　番組タイトルにもある「世界力」について、錦織は「松山君は世界で活躍されていて、メンタルの強さだったりというのは自分にも学ぶべきところはたくさんあったので、世界でランキングを上げて、上を目指していく境遇は近いものがある」と共感。松山は「僕テニスのこと、ほとんどわからないですけど」と苦笑いしつつも、知らない世界を知ることができて興味津々といった様子。「こんなにテニスって海外に転戦しているんだなというのが…。転戦はゴルフもしんどいと思ってたんですけど、それよりハードなことをしているんだなと思いましたし、しんどいって言ってらんないなと思いました」と、米国ツアーに軸足を置いている立場として、世界を飛び回る錦織の動きに目を丸くしていた。

　聞き手役、また事前に海外ツアーに同行する形で取材も行った渡辺は「（自分は）応援団ですよね。どっちも行かなきゃなという気持ちです。スケジュールなんとかして応援に行きたいですね」と目を輝かせながら、２人が活躍する姿を思い描いていた。