西村優菜 憧れ宮里藍さんとの初ラウンドでガッチガチ「朝は右手と右足が一緒に出るくらい(笑)」

 プロアマで西村優菜(左)とラウンドし笑顔の宮里藍さん(撮影・開出牧)
 プロアマで西村優菜(後方)とラウンドする宮里藍さん(撮影・開出牧)
 プロアマを終え笑顔の西村優菜(左)と宮里藍さん(撮影・開出牧)
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 「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ」(2日開幕、茨城GC東C=パー72)

 2021年大会を制し、現在は米女子ツアーを主戦場とする西村優菜(23)=スターツ=がスポット参戦する。大会前日の1日はプロアマ戦でコースを回って最終調整を行った。あいにくの雨だったが、憧れの宮里藍さんとの初めてのラウンドをうれしそうに振り返った。

 日米で一時代を築いたレジェンドとの初ラウンド。「ジュニアの頃から見てきた選手で、藍さんに憧れてプロになりたいと思った」という憧れを前にして「朝は右手と右足が一緒に出るくらい緊張してたんですけど(笑)」と思わず硬くなった。

 それでも、「藍さんはすごく優しい方でしたし、アメリカも経験されている方。いろんな話をした」と充実の表情。藍さんは2017年に現役を引退したとはいえ、西村に劣らない飛距離を見せ、グリーン周りの寄せも「うまく説明するのは難しいけど、良い意味で力が入っていないアプローチだった」と今でも高い技術に感嘆した。米女子ツアー2年目で、さらなる活躍を狙う西村にとって「こんな機会はない」とラウンド中は、米国での生活やゴルフのことなど積極的に聞き「夢のような時間だった」と目を細めた。

 今大会は初出場だった2021年大会で優勝。当時は「今思うと若かったなって(笑)」。まるでベテランのように振り返るのは、メジャーの難しいセッティングでも経験の少なさから果敢に攻められたから。3年たった今ではキャリアを積み、米女子ツアーも経験。「今年はコースがすごく難しい印象。前とは違う」と違った景色も見えた。でも、それは成長の証でもある。「いろいろ経験して考えながらやっている証拠。(コースが難しく見えるのは)そんなにネガティブな感じではないけど、3年前とはすごく違いますね」と西村のゴルフは大人になっている。

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