遼「自分のスイングに」怒り爆発!クラブをガッツ~ン!
【2011年10月24日付デイリースポーツ紙面より】
「ブリヂストンオープン最終日」(23日、袖ヶ浦CC)
石川遼(20)=パナソニック=は4アンダーで23位に終わった。
ミラクル劇を期待した大ギャラリーの表情が一瞬、凍り付いた。15番パー4。石川はティーショットを左ラフに曲げ、続く第2打はグリーン奥のラフへ。さらに第3打のアプローチも逆方向の花道まで転がった。イライラはピークに達し、手にしたSWのシャフトを握ると、思い切りラフの中へたたきつけた。
「(怒りは)自分のスイングに対してです。ティーショット、セカンドと同じミスが続きましたから」。ホールアウト後は冷静に振り返ったが、プロ入り後初めて見せた激高シーンは、今季未勝利への焦りも感じさせた。「(11番で6アンダーとし)上位を狙うモチベーションを持てたことは良かったと思います」。いつになく口数が少なく、一度クローズされた練習場の隅で、次戦へ向けた練習を再開した。