松山、ショット不振も粘って暫定4位

 「米男子ゴルフ・フェニックス・オープン・第2日」(5日、TPCスコッツデール=パー71)

 第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われたが、日没で4人が終えられなかった。首位で第2ラウンドに臨んだ松山英樹(23)=LEXUS=は4バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダーで首位と3打差の暫定4位に後退した。石川遼(24)=CASIO=は30位で出た第2ラウンドで77と崩れ、通算4オーバーで予選落ちが確実となった。ジェームズ・ハーン(米国)が通算10アンダーで暫定首位に立った。

 松山はショットの不振が続く中、寄せとパットで粘って70。好位置をキープして決勝ラウンドに進み「難しいコンディションでよくアンダーパーで回れた」と安堵(あんど)の笑みを見せた。

 序盤の2番はバンカーから1・2メートルに寄せてパーセーブすると、3番はラフからの第3打を30センチにつけてバーディー。4番は3メートル、8番では6メートルのパットをねじ込み、一時は通算9アンダーとして首位をひた走った。

 後半は風が強まり「思ったところにほとんど打てなかった。パーを取るのに一生懸命だった」と必死で耐えた。10番からは3ホール連続で1パットのパー。17番でバーディーを奪ったが、18番は第2打がバンカーに埋まる“目玉”になる不運で、ボギーを打った。

 オフ明けからの2試合目。ショットの仕上がりが完璧ではなく、第1打がフェアウエーを捉えたのは半分だけだが「後半はよく1オーバーで回れた」と前向きだった。

 26パットと好調なグリーン上を生かし、1打差で優勝を逃した昨年大会の雪辱のチャンスを迎えた。「残り2日は自信を持って打てるようショットもパットも練習する」と話すと、足早に練習場へ向かった。

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