元横綱・朝青龍、モンゴルの警官に暴行
大相撲の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(31)が5月に首都ウランバートル市内で酒を飲んで警察官を暴行し、公務執行妨害の罪で罰金2万ツグリク(約1200円)を支払っていたことが2日、モンゴル警察庁への共同通信の取材で分かった。警察官にけがはなかった。
同庁によると、ダグワドルジ氏は5月1日夜、市内でビールを飲んだ後、車を運転し、ガードレールにぶつける事故を起こした。警察官が酒気帯び運転の疑いで連行しようとすると拒み、警察官の胸ぐらをつかみ、制服を破るなどしたという。ダグワドルジ氏は罰金のほか、警察官の制服代として15万ツグリクを支払った。
ダグワドルジ氏は一昨年の初場所中に一般人を相手に起こしたとされる暴行問題で引退。今年6月のモンゴル国民大会議(国会)総選挙への出馬が取り沙汰されたが、立候補しなかった。