さしこ WセンターでHKTデビュー
AKB48から福岡・博多を拠点とするHKT48に移籍した指原莉乃(19)が5日、本拠地のHKT48劇場で行われたチームHの公演「手をつなぎながら」に初出演した。“移籍初演”では、ファン300人を前に、エース兒玉遥(15)と“Wセンター”の立ち位置でパフォーマンス。地元では、福岡の地上波6局すべてのテレビ局が取材に訪れるほどの注目度で、指原は「認めてもらえるよう頑張りたい」と改めて再出発を誓った。
博多が“さしこ色”に染まった。涙の移籍発表から19日間、恋愛スキャンダルからの出直しを誓った指原の“新本拠地デビュー”は華々しいものとなった。公演開始前から多くのファンが、テレビカメラが会場を取り囲み、70本を超えるお祝いの花輪も届いた。
ステージの立ち位置は、兒玉との“Wセンター”。指原が中心メンバーであることを示す公演内容となった。HKTメンバーとは、移籍発表直後の握手会で顔を合わせたが、リハーサルは本番直前の1回だけ。動画で自主練習を積み、移籍ステージに臨んだ。
秋元康プロデューサーも客席で見守る中、緊張気味に「本日から正式にHKT48劇場で公演をさせていただくことになりました」とあいさつ。続けて「AK…HKT48の一員として認めてもらえるよう頑張りたい」と、“古巣”の名前を口にするひと幕もあったが、ファンの温かい拍手に安どの表情を見せていた。
未定だったHKT内の所属チームは、兒玉が「今日からチームHは指原莉乃さんを迎え、17人で活動を行って行くことになりました」と発表した。さらに2本のローカル番組でのレギュラー出演が決定。11日からTNCテレビ西日本の生放送情報番組「タマリバ」(後2・58)の水曜レギュラーなどを務める。
総選挙4位の実力者の移籍には、地元ファンも「指原さんが入って、HKTが全国区になってくれたらうれしい」(22歳・会社員)と歓迎ムード。HKTでは最年長となる“新人”指原だが、「お局(つぼね)キャラを受け止めたいと思います」と前を向いていた。