「週刊朝日」が掲載した虚偽の記事で名誉を傷つけられたとして、元プロ野球阪神タイガースの掛布雅之氏(57)が、名誉毀損(きそん)などの疑いで同誌編集長らを大阪府警に告訴していた問題で、掛布氏は18日までに、告訴を取り下げた。代理人弁護士は「記事が事実無根であることが明らかになった。これ以上の刑事事件としての立件にはなじまないと判断し、取り下げた」としている。週刊朝日は4月、掛布氏について「映画制作や外車販売などで詐欺まがいの疑惑があり、大阪府警から事情聴取を受けた」などとする記事を掲載し、直後に掛布氏が告訴。府警が受理し、捜査していた。