韓流トリオ「キングオブコント」参戦

 女性2人と男性1人からなる韓国のお笑いトリオ「ゴハンとノリ」が、コント日本一決定戦「キングオブコント2012」に来日参戦することが24日、分かった。5年目となる同大会に、外国で活動するタレントが出場するのは初めて。海外組の出場は、「M‐1グランプリ」や「R‐1ぐらんぷり」など過去の主要お笑いコンテストでも記録に残っておらず、演技、音楽と日本芸能界を席巻した“韓流ブーム”がついにお笑い界にも進出してくる。

 近年、日本のエンターテインメント業界を席巻する韓流ブーム。映画やドラマ、音楽に続いて、お笑いにも韓風が吹き込むことになった。韓国の男女3人による「ゴハンとノリ」が、「キングオブコント‐」出場のために来日し、異国の地で芸人としての腕前を試す。

 同大会には、豪州出身のチャド・マーレン(32)ら、日本在住の外国籍タレントの出場歴はあるが、海外からの来日参戦は初。「M‐1」や「R‐1」でも過去に確認されていないケースで、主要お笑いコンテストへの“海外組初出場”となる。

 「ゴハン‐」は、タカアンドトシのタカ(36)にそっくりな三十路男のオク・ヒョンド(32)と、2人のモデル風美女のチャン・ドヨン(27)とパク・ナレ(26)による、男女混合トリオ。

 韓国お笑い界はピン芸人が主流で、コンビやトリオは希少な存在。「毎年、日本で“笑いの大会”が開催されていることは知っていました。大変うらやましかったので、いつか必ず参加してみたいと思っていました」と出場を夢見て今年トリオを結成した。

 今後は26日に大阪市内で開かれる1回戦で、美容整形やK‐POPを取り入れたネタを、猛勉強中の日本語で披露する。「『笑いは、国境を越えて世界の共通語にできるはず!』との自負心を持って挑戦したい」。“韓流芸人”が、9月下旬の決勝を目指す。

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