デビュー８周年を迎えた７人グループ、関ジャニ∞が２８日、都内で初主演映画「エイトレンジャー」の初日舞台あいさつを行った。ロンドン五輪開幕と同じ日に全国１５５スクリーンで公開したヒーロー映画は、初日から大盛況。東京の劇場では浴衣姿で登場し、その後、地元・大阪で劇中衣装のエイトスーツに変身する弾丸舞台あいさつツアーを敢行。大ヒットを宣言した。

　関ジャニ∞がコンサートで上演してきたキャラクターがスクリーンで躍動した。大阪時代に発案したヒーローの活躍に、横山裕（３１）は「映画化はみなさんのおかげ。ロンドン五輪が開幕して盛り上がってますが、この映画でニッポンの金メダルを取りたい」。五輪にちなんだ“選手宣誓”で大ヒットを宣言した。

　公開を喜ぶメンバーは、７色２パターンの衣装で映画の開幕に花を添えた。東京では鈴の音で登場するヒーローにちなみ、風鈴の音色とともに７人が浴衣姿で登壇。渋谷すばる（３０）は「浴衣の帯はメンバーカラーを入れてわかりやすいようにしてみました」とファッションポイントを強調。

　会場の黄色い声援に後ろ髪をひかれながら、その後メンバーは急いで地元・大阪へ移動。浴衣姿から劇中衣装「エイトスーツ」に変身し、メンバーは「エイトレンジャーが生まれた大阪に、なにわの日（７月２８日）に戻ってこられてうれしい」とがい旋を喜んだ。

　劇場には２０～３０代のファンをはじめ、小中学生など幅広い年齢層の観客が詰めかけた。関係者によると、親しみやすいヒーロー映画とあって、関ジャニファン以外への広がりで高い興行収入も見込める状況という。“エイト戦士”がロンドンで熱戦を繰り広げる五輪戦士とともに、日本の夏を盛り上げていく。