結成２１年を迎えたＳＭＡＰが、初めてクリスマスイブにコンサートを開催することが７日、明らかになった。２年ぶりに実施するツアー「ＧＩＦＴ　ｏｆ　ＳＭＡＰ‐ＣＯＮＣＥＲＴ　ＴＯＵＲ’２０１２」の最終公演として、１２月２４日に札幌ドームでライブを行う。サンタクロースとなった５人が、巨大ツリーやクリスマスソングで彩られたステージで、ファンへ最高の“ギフト”を届ける。

　ＳＭＡＰが９１年のデビュー以来、初めてイブをファンとともに過ごす。２３日に福岡Ｙａｈｏｏ！ＪＡＰＡＮドームで開幕するコンサートツアーのファイナル・札幌ドーム公演の最終日が１２月２４日に決まった。

　これまでは、年末歌番組などテレビ出演が中心で、ステージと客席で「メリークリスマス！」とやりとりする機会はなかった。今ツアーはタイトル「ＧＩＦＴ　ｏｆ　ＳＭＡＰ」の通り、５人から最高のギフトを届けることがテーマ。クリスマス公演は、長年のファンの希望をかなえた形だ。

　１２月２２日と合わせた札幌での２日間は、ほかの公演では見られない“クリスマス仕様”にアレンジする。クリスマスソングをセットリストに組み込むほか、ステージにはツアー各会場に来場したファンのメッセージカードをちりばめた巨大なツリーを用意する。６会場２０公演に集まる約９０万人の思いが詰まったスペシャルステージとなる。

　８日発売のアルバム「ＧＩＦＴ　ｏｆ　ＳＭＡＰ」をひっさげてのツアー開始を前に、稲垣吾郎（３８）は「集大成にふさわしいギフトを皆さんに届けたい。最後の最後まで楽しんでもらえるようなステージになると思うので、アルバムを聴いて楽しみに待っていて下さい」と自信のコメントを寄せた。夏、秋、クリスマスと最高の贈り物を届け続ける。