美川憲一が激白「小林幸子とは違う」
独立騒動に揺れる歌手・美川憲一(66)が14日、休暇先の米・ロサンゼルスから帰国し、成田空港で説明会見を開いた。独立の背景には、長年にわたり仕事のパートナーだった事務所社長の金銭トラブルで信頼関係を失ったことを挙げた。独立に関しては事務所スタッフとともに新事務所へと“移籍”する形となり、大きな障害はないもようだが、美川にはギャラの未払いもあり、今後は金銭面も含め、独立へ向けた話し合いを進める。
24年間所属した事務所を離れることに美川は「つらいですよ」とし、苦渋の色をにじませた。独立を決意したのは、事務所社長の金銭トラブル。経営面を任せてきた社長に対し、ここ1、2年の間に金銭面から不信感が生まれたという。
「私は経営面にはタッチしていない。(社長と)信頼関係を持って仕事してきた」と振り返ったが、事務所スタッフへの給料の遅配が目立ち、関係各所への支払いの遅れも出てきた。「私にも少し残っている」とギャラの未払いもあるという。
「仕事している」 美川は「厳しいなら、何か危機感を持って、こういう時だからこそ頑張ってほしかった」と現事務所社長への思いを明かしたが、今回の金銭トラブルについては、「暇なわけでない。CMの仕事もあるし。経営が困難なはずじゃないと思う。現実に仕事をしているし」と首をかしげた。
今後については、自身がプロデュースする都内鉄板焼き店の社長と新事務所を設立し、現事務所を退社した6人のスタッフとそのまま“移籍”する可能性を示唆。現所属事務所とは書面で正式な所属契約を交わしておらず、移籍に大きな壁はないという。
くしくも、紅白の衣装対決が話題だった小林幸子と同時期に見舞われた事務所トラブルには、「幸ちゃんとは問題の質が違う。ケンカ別れしたくないし、大人同士の話し合いになると思う。顔を合わせて話せばまた違うでしょうし」と話していた。