とんねるず32年ぶりテレ東“里帰り”
お笑いコンビ・とんねるずが15日、東京・虎ノ門のテレビ東京で、同局系スペシャル番組「ハレバレとんねるず 略してテレとん」(9月10日、後8・54)の制作発表と収録を行った。素人時代の1980年に出演したテレ東の番組が、コンビ結成のきっかけとなった2人だが、デビュー後にそろって同局に出演するのは初めて。32年ぶりの“里帰り”でTBS超えの視聴率をたたき出し恩返しすることを誓った。
石橋貴明(50)と木梨憲武(50)は18歳のとき、テレ東の視聴者参加型バラエティー「ドバドバ大爆発」に応募するためにコンビを結成。オーディションで選ばれ出演したといい、石橋は「賞金を中古車の頭金にしたかったけど、賞金はとれず、トボトボ帰りました」と懐かしそうに32年前を振り返った。その年のうちにプロになり、その後、お笑い界で確固たる地位を築いたが、これまでコンビそろってのテレ東出演はなかった。
石橋は「社内に入ったら雰囲気がとっても停滞していて、これじゃイカン。このままじゃ、(視聴率で)目の前のTBSさんも抜けない。最低でも赤坂(TBS)超えの数字をとりたい!!」とコンビ誕生のきっかけを作った“古巣”にカツ!木梨は強気な相方を尻目に「目標は6%です」と現実的にフォローした。
番組は素人参加型ゲーム番組だが、この日は制作局や社長室などに“乱入”し収録も。森進一(64)、森昌子(53)元夫妻の次男で、今年4月に入社したADの森内智寛さん(23)に、「じゃあ『おふくろさん』を歌っていただきましょう!!」とムチャぶり。
さらに、アナウンス室で元モーニング娘。の紺野あさ美アナ(25)を見つけた石橋は、「昔、(石橋が司会をしていた)『うたばん』に出てくれたときに転んで、右ひざがパックリ割れて、すごい血が出たんですよね」と昔話で和ませたかと思いきや、「パックリちゃんが、バッチリ撮られてたね」と写真週刊誌に熱愛をキャッチされた紺野アナをバッサリ。初めて実現した“原点の場所”への凱旋は、暴走しまくりの強烈なお礼参りとなった。