中国監視船が尖閣侵入 国有化に反発?
14日早朝、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の日本領海に中国国家海洋局の海洋監視船6隻が相次いで侵入したのを海上保安庁の巡視船が確認した。中国監視船の領海侵入は、日本政府が11日に尖閣諸島を国有化した後初めてで、6隻は過去最多。政府は同日、外交ルートを通じて中国側に強く抗議した。侵入の動機については、尖閣の国有化に反発した中国の対抗措置と判断しており、日中間の緊張は一気に高まってきた。
中国の海洋行政を所管する国家海洋局は14日、「海洋権益を守るためのパトロールをした」と発表した。藤村修官房長官は記者会見で「誠に遺憾だ。中国側に直ちに退去するよう要求している」と述べた。
政府は首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置。野田佳彦首相は閣僚懇談会で「緊張感を持って警戒監視に万全を期し、情報収集に努めてほしい」と指示した。警察庁は警備局長をトップとする対策本部を設置した。河相周夫外務事務次官は14日午前、程永華駐日中国大使を外務省に呼んで抗議、在留邦人の安全確保を要請した。北京の日本大使館前では国有化以降、4日連続となる反日デモが行われた。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、午前6時20分ごろ、尖閣諸島の大正島北方約22キロの領海に「海監51」と「海監66」が侵入。午前7時5分ごろには、久場島北方の領海に「海監50」「海監26」「海監27」「海監15」の4隻が入った。
中国船「海監50」は巡視船への無線で、尖閣諸島を「中国の領土」と述べ、「正当業務を執行中。直ちにこの海域から離れてください」と日本語で話した。
大正島北方の2隻は午前7時50分ごろに領海を出たが、領海の外側にある接続水域で航行。他の4隻のうち1隻も午前8時半ごろ領海外へ出た。その後も出入りを繰り返すなどして、残っていた2隻は14日午後1時20分ごろまでに、相次いで領海を出た。既に領海を離れた4隻を含め、6隻とも同2時40分ごろまでに領海外側の接続水域を退去、尖閣諸島から遠ざかったという。
野田首相が尖閣諸島の国有化方針を表明した7月にも、中国の漁業監視船が、同諸島久場島周辺の領海に入っていた。
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