ソフトバンクモバイルとＫＤＤＩ（ａｕ）は１４日、２１日に発売される米電子機器大手アップル社のスマートフォン（多機能携帯電話）の新機種「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）５」の予約受け付けを開始し、販売店には発売を待ちかねたファンが長い行列をつくった。

　ｉＰｈｏｎｅ５は、従来に比べ薄型軽量ながら一回り大きな画面を採用。次世代高速通信サービス「ＬＴＥ」に対応した。日本や米国など９カ国・地域で発売開始し、年内に１００カ国・地域に販売エリアを広げる。

　ソフトバンクでは、新しい料金プランとして最大２年間基本使用料が０円になる「【新】ｉＰｈｏｎｅかえトクキャンペーン」をはじめ、「ｉＰｈｏｎｅ家族無料キャンペーン」や「ｉＰｈｏｎｅかいかえ割キャンペーン」「下取りプログラム」など多彩なプランを発表。１６ＧＢモデルを実質負担額０円、３２ＧＢモデルを毎月の実質負担額４３０円、６４ＧＢモデルを毎月の実質負担額８６０円で提供する。

　また同社では、ＬＴＥのサービスを新機種発売と同時に導入する。こちらも新しい料金プラン「４Ｇ　ＬＴＥ　定額プログラム」を発表し、さらなる顧客獲得を目指している。

　新機種は画面の大きさ（対角線の長さ）が４インチと、初代モデルから一貫してきた３・５インチから大型化。やや縦長になった。重さは従来モデルより２０％軽い１１２グラム、厚さは１８％減の７・６ミリで、黒と白の２色がある。動作速度を最大２倍に高め、大量の情報をより高速で処理できる。