ジャニーズ事務所所属の俳優・内博貴（２６）が出演する２人芝居のミュージカル「デュエット　Ｔｈｅｙ，ｒｅ　Ｐｌａｙｉｎｇ　Ｏｕｒ　Ｓｏｎｇ」（９月２８日初日、東京・シアタークリエ）のけいこが２２日、都内で公開された。

　内は、元宝塚歌劇団宙組娘役で女優の和音美桜＝かずね・みおう＝（２９）を抱き寄せ、指を絡ませるセクシーシーンにも挑戦。演出家として、内と２度目のタッグを組む先輩の少年隊・錦織一清（４７）から「伸びしろにびっくり」と絶賛された。

　注目の場面は舞台序盤のダンスシーンだった。アカデミー賞作曲家役の内が、作詞家役の和音の体を抱き寄せ、ピアノを弾くように指を動かした。報道陣約５０人が見守る中、奮闘した内は「正直、やりづらかった。みなさん真顔なので…」と苦笑い。それでも、７９年のブロードウェー初演以降、世界各国で上演されているムーディーな雰囲気漂う作品に「大人っぽく見せられたら」と熱演を誓った。

　オリジナルソロ曲「君を忘れない」を手掛けた“作曲家”でもある内。女優・笹本玲奈（２７）との熱愛が報じられたこともあり「女性の体を触りながら作曲は？」と質問が飛んだが、「あるわけないじゃないですか。そんなオレ、変人じゃないです」と笑顔で否定した。

　今作では２人芝居に初挑戦する。膨大なセリフ量に内は「休憩を含め２時間半もステージにいることはない。正直、怖い」とハードルの高さに不安を吐露したが、「錦織さんから『高いハードル、くぐればいいじゃん』と言われ心が緩んだ」と２８日に向け、準備は万全。錦織も「伸びしろにびっくり。立っているだけでサマになる」と手放しで後輩の成長を喜んでいた。

　大阪公演は梅田芸術劇場で１０月１３日から。ほかに名古屋、福岡で上演される。