ジャニーズ舞台、中国人タレント起用中止

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(80)が27日、都内で会見し、Hey! Say! JUMP初の座長舞台「JOHNNY’S World」(東京・帝国劇場、11月10日初日)に出演予定だった中国人タレントの起用中止を発表した。

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化に中国が反発している問題を考慮したという。日中間で揺れている領土問題は、ジャニーズの舞台にまで飛び火してしまった。

尖閣問題がジャニー喜多川社長のギネス認定記念と銘打たれた作品にまで波及した。舞台起用が決まっていた中国人タレント全員の出演を見合わせることになった。

 喜多川社長は「現在の国情では、(出演は)難しい。みんな、ガッカリしていた。みんな楽しく平和にできるならいいけど」と、26日に中国側に出演キャンセルを申し出、相手側も了承したという。今作での出演は見送るが、情勢を見ながら今後の起用を検討する。

 中国人タレントの起用は5月に発表していた。協議を重ねていく中で、柔軟な体とアクロバット技を持つ13歳の少年ら数名を発掘。その特技を生かしたパフォーマンスを披露する構想を描いていた。

 “日中共演”構想は崩れたが、ファンの作品に対する期待は大きい。JUMPをはじめ、Sexy Zone、A.B.C‐Zらジャニーズの“若手オールスター”が出演するとあって、チケットは即日完売。

 来年1月1日から約1カ月の追加公演も決定し、JUMPの山田涼介(19)は「帝劇は数々の先輩が座長を務めてきた。出演できて光栄。その名に恥じぬよう精進していきたい」と人気に負けないパフォーマンスを約束していた。

 なお、09年から帝国劇場1月公演として行われてきた滝沢秀明(30)の主演舞台「新春 滝沢革命」は、年内開催へと移行調整中。滝沢は元日から5日まで「‐World」に出演を予定している。

関連ニュース

これも読みたい

    あとで読みたい

    編集者のオススメ記事

    芸能最新ニュース

    もっとみる

      あわせて読みたい

      主要ニュース

      ランキング(芸能)

      話題の写真ランキング

      デイリーおすすめアイテム

      写真

      リアルタイムランキング

      注目トピックス