アイドルグループ・ＡＫＢ４８の松井咲子（２１）が３日、東京・紀尾井ホールでこの日発売のソロデビュー作でピアノインストゥルメンタルアルバム「呼吸するピアノ」の発売記念イベントを行った。

　８００人の前で「会いたかった」のピアノバージョンなど５曲を披露。「こうしてソロデビューすることができてうれしい気持ちでいっぱいです」と、顔をほころばせた。

　会場となった紀尾井ホールは、クラシックを志す人なら誰でもあこがれる“聖地”のひとつ。観客として何度か足を運んだという松井は、ピアノを前に「ここにいるのが不思議な感じ。すごく緊張してます」と表情を引き締めた。

　開催が決まった８月中旬以降、演奏する楽曲を中心に、現在通っている東京音大の練習室や、自宅で毎日練習に励んだという。同作は２日付オリコンアルバムデイリーチャートで４位と好発進。“ピアニスト”として幸先よいスタートを切り、「アイドルとクラシックのかけ橋になれれば」と語っていた。