７月にＣＤデビュー１５周年を迎えたＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓが、今年も１２月３０日から元日まで東京ドーム公演を開催することが８日、分かった。

　堂本光一（３３）がこの日、横浜アリーナで行った国内ソロコンサートツアー「ＫＯＩＣＨＩ　ＤＯＭＯＴＯ２０１２“Ｇｒａｖｉｔｙ”」の横浜公演で発表した。“ビッグエッグ”のステージは１５年連続で、３公演を加えて通算４６公演。２人は、保持している同所での単独アーティスト最多公演記録を更新する。

　“待ってました”の思いが伝わる大歓声だった。「恒例の年末年始コンサート決定しております。日にち、君ら知らんやろ？余計に教えたくねえぜぇ～」。光一がスギちゃん風におどけて発表した瞬間、今年もＫｉｎＫｉと年越しできると分かった１万５千人は喜びを爆発させた。

　いまやＫｉｎＫｉファンの“風物詩”となった東京ドーム３ＤＡＹＳは、１２月２３、２４日の京セラドーム大阪公演後に満を持して開催される。２人は昨年まで１４年連続、４３公演をビッグエッグでこなしてきた。節目を迎えた光一は「デビュー１５周年のイベントをまだやっていない」とぼやきつつ、「何をやるかはこれから話し合って決めますが、メモリアルな公演にしないといけない」と豪華ステージを約束した。

　この日の横浜アリーナ３ＤＡＹＳ最終日では、うれしい出来事を報告した。一つは、６日の初日公演後、所属事務所のジャニー喜多川社長（８０）から９１年の入所以来、初めてほめられたこと。自身のアイデアを取り入れた構成に「良かったよ。素晴らしいよ。ＭＣもスキがないよ、ＹＯＵ」と絶賛されたという。光一は「（珍しくて）気持ち悪かったですね。でも、やっとだなって」と２２年目の幸せをかみしめた。

　もう一つは７日にＦ１ドライバー・小林可夢偉（２６）が、日本ＧＰで３位に輝いたこと。大のＦ１ファンで知られる光一は録画で見たといい、「素晴らしいレース。行きたかった～」と笑顔で悔しがった。

　この日は、２日続いた感動で満たされたパワーをぶつけた。最新アルバム「Ｇｒａｖｉｔｙ」の収録曲「Ｄａｎｇｅｒ　Ｚｏｎｅ」などダンサブルなナンバー含む計２１曲を熱唱。２時間半のステージをキレのある踊りと社長も認めた絶品トークで盛り上げ続けた。たくましい光一に、堂本剛（３３）のパワーが加われば、今年も最高のステージは間違いない。