大和田伸也、映画監督に65歳で初挑戦!

 俳優・大和田伸也(65)が映画監督に初挑戦したことが30日、分かった。出身地でもある福井県敦賀市を舞台にした映画「恐竜を掘ろう」(2013年3月公開予定)で初メガホンを取ったもの。次男で俳優の大和田健介(21)とともに脚本も手がけた大和田は、本紙の取材に「大変な部分はありましたが、すべて楽しかった」と、幼いころからの夢をかなえた幸せと充実感でいっぱいだった。

 実は少年のころから映画監督にあこがれていたという大和田。自身が立てた企画に、地元の自治体や同級生らが賛同し協力、生まれ故郷が夢をかなえる舞台となった。撮影は今年5月15日から6月7日までオール福井ロケで行われた。

 20代から俳優としてのキャリアを積んできた大和田が、還暦を過ぎて初めて挑戦した“カメラの手前”の仕事。大和田は「大変な部分がありましたが、すべてを通じて楽しかったです。役者をやっているだけでは分からない、スタッフの苦労がよく分かりました」と撮影を振り返った。デジタル化された編集方法で少し戸惑うこともあったという。

 だが、舞台の演出は経験しているため演技指導には慣れている。また、俳優出身監督だけに「役者の気持ちが一番乗ったところで撮影をしましたよ」と演出にも自信がある。撮影では主演の松方弘樹(70)ら俳優陣から「とてもやりやすかった」と絶賛される“名監督”ぶりを発揮した。

 「恐竜を掘ろう」は経済的に成功したものの空虚な日々を送っていた美術店の店主・沢木草介(松方)が、不思議な雰囲気を持つ少女・山田君(小野花梨)や恐竜の卵の化石を発掘しようとする青年・松本義明(入江甚儀)と出会うことで、心を解きほぐされてゆくストーリー。脚本は大和田と次男の大和田健介が担当している。自らの夢に力を貸してくれた息子に大和田は「若い人たちのセリフの部分を代弁してくれてありがたかった」と照れながらも感謝。大和田親子の情熱が込められた映画は、多くの人の心を動かしそうだ。

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