草なぎ苦笑…任侠ヘルパーにダメ出し!
SMAPの草なぎ剛(38)が「介護の日」にあたる11日、東京・世田谷福祉専門学校で、主演映画「任侠ヘルパー」(17日公開)のPRイベントで、介護技術の実習体験に挑戦した。ドラマや映画で“実績”を積んだとあって、自信たっぷりに“任侠流”介護を披露した草なぎだったが、指導教員から「腰に負担がかかる」といきなりのダメ出し。改めて介護の技術を学んだ草なぎは「今度シーンがあったら取り入れたい」と、現時点で予定にはない“続編”でのリベンジを熱望した。
約50人の介護学校生からの声援を受け、草なぎ“任侠ヘルパー”が実習室に見参。共演者で事務所の後輩・風間俊介(29)を相手に、ベッドから車イスへ移乗する介助に挑戦した。
劇中でも経験したという草なぎは「大丈夫!」と、風間のひざを伸ばしたまま上半身を起き上がらせた。ところが、指導にあたった介護福祉学科・三木真生子専任教員(33)から「“任侠流”ですね。(それだと)腰に負担がかかってしまいます」とダメ出しを受けてしまった。自信満々で挑んだ草なぎも「あ、違いますか」と、苦笑いするしかなかった。
09年放送のフジテレビ系連続ドラマ「任侠ヘルパー」をきっかけに、介護がより身近なものになったという草なぎ。介護現場をスタッフとともに勉強しながら演技にあたってきたが、実際に人を相手にしたことで新たな発見も多かった。被介護者の着替えも行った草なぎは「思いやりがあると体をどう動かせばいいかわかる。気持ちが大事。勉強になった。今度、シーンがあれば取り入れたい」と続編への期待とともに、介護の知識を深めていくことを誓った。
草なぎの介護を受けた風間は「思いやりが肌でわかる」と実感。最初はNGを出した三木さんだったが、最後は「声かけ、手で触るときの優しさがあった。介護業界に転職していただきたい」と草なぎへ熱烈オファーも出した。
厚生労働省が「いい日、いい日」の語呂合わせで制定した介護の日を有意義に過ごした草なぎは「これからも力を合わせて頑張りましょう」と“未来の介護ヘルパー”に熱いメッセージを送っていた。