のりピー涙の舞台復帰「感無量です」

 09年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受け、執行猶予が明けた11月24日に復帰宣言した女優・酒井法子(41)が15日、都内で復帰作となる舞台「碧空の狂詩曲~お市の方外伝~」(24日まで、東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール)の初日公演に出演した。酒井はカーテンコールで涙を見せながら客席に深々と頭を下げた。客席には「のりピーおかえり」のメッセージボードを掲げたファンの姿もあり、酒井の芸能界復帰を温かく迎えていた。

 緊張の復帰舞台、最後は涙と笑顔のあいさつとなった。カーテンコールで共演の俳優・今井雅之(51)と金山一彦(45)に手を取られて登場した酒井の目には涙が光っていた。客席に深々と一礼し、満面の笑みを見せると今度は「おかえりー」と声が飛んだ。「感動しました。感無量です」。酒井はコメントを発表した。

 舞台では織田信長の妹・お市の方を熱演。冒頭では農民の姿で大根を持ち立ち回りをした酒井。顔を隠していたずきんを取って振り返ると、自然と拍手がわき起こった。ラストでは舞台のオリジナルソングも生歌で披露した。09年8月の逮捕から3年4か月。先月24日に復帰会見を開き、その後取材などは受けていたものの、ファンの前に公式に姿を見せるのは初めて。約700の客席は満員で「のりピーおかえり」というボードを掲げたファンもいた。

 舞台前の囲み取材では「ドキドキしてますが、楽しみです」と緊張の心境を語っていた。ただ、共演者らとはすっかり打ち解けているようで、今井から、けいこ後に一緒に飲みに行き、カラオケで代表曲「碧いうさぎ」を披露したことを暴露され、照れ笑いしていた。

 酒井のファーストコンサートにも行っていたとう神奈川県から来た男性(48)は「復帰おめでとう。でも舞台としては70点かな」と辛口評価。群馬から来た女性は「芸能界で生きて行くんだっていう強い意志を感じました」と絶賛。関係者によると「チケットは全体で6~7割の売れ行き」だという。人気“復活”にはまだ時間がかかりそうだ。

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