2012.12.28

王貞治氏「自分をさらけ出せる正直な人」

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　今月５日に亡くなった歌舞伎俳優・十八代中村勘三郎さん（享年５７）の本葬が２７日、東京・築地本願寺で営まれ、関係者約２０００人と一般ファン約１万人が参列した。

　ソフトバンクの王貞治球団会長（７２）は、よく食事をする間柄だったという勘三郎さんを「豪快で情熱の人」と振り返った。誰とでも親しく接する勘三郎さんに「自分をさらけ出せる正直な人だった。僕はそういうのが苦手だったのでうらやましかった。もっともっと長く付き合えたらよかった」と話した。米ニューヨーク公演など挑戦を続けた勘三郎さんの生きざまに「５７歳は若いけど、内容的には１０年（分）くらい（濃く）生きたんじゃないかな」と、功績をたたえていた。また、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督（７６）も参列した。