SMAPが紅白最高視聴率“3連覇”
昨年大みそかに放送された「第63回NHK紅白歌合戦」の毎分視聴率が4日発表され、歌手別では大トリを務めたSMAPが49・4%で3年連続8度目の最高視聴率をマークしたことがわかった。2位はいきものがかりの47・9%、3位は16年ぶりに再結成し最初で最後の紅白となったプリンセス プリンセスの47・6%。前半は細川たかしとももいろクローバーZのコラボが健闘。番組最高は最終審査中の午後11時40分の50・8%だった。(数字はビデオリサーチ関東地区)
歌声でつないだバトンを最後に受け取り、3年連続5度目の紅白大トリを務めた国民的グループが、視聴率でも貫禄を示した。
5人が赤いスーツ姿で「SMAP 2012’ SP」を歌った午後11時33分、瞬間視聴率は49・4%に達した。これが今紅白の歌手別最高値となった。SMAPが歌手別トップとなったのは00年、03年、05~07年、10~11年に続き3年連続8度目。前年の48・2%からも1・2%増えた。
午後7時15分にスタートした前半は30%台前半で推移。初出場が12組にのぼる中、旋風を巻き起こしたのは、ももいろクローバーZだった。
前半で白組の細川たかしの“応援”に入りコラボ。前半最高値の36・7%を“演出”した。また後半の自身の歌では、歌い始めから約2分間で2・4%アップし、40・6%を記録、今紅白初の40%台に突入するなど、大ブレークした1年を象徴した数字となった。
その後、40%超えで盛り上がるステージを、再加速させたのは、プリンセス プリンセス。16年ぶりに再結成した活動のラストステージ「Diamonds」を熱唱すると、数字は4%近く跳ね上がり47・6%をマーク。その後いきものがかりが歌手別2位の47・9%を奪取し、最高の形でSMAPへとつないだ。番組平均視聴率は42・5%だったが、歌手たちの熱唱が視聴者の心と数字に残った紅白となった。