水嶋ヒロ 3年ぶり主演映画で俳優復帰

 俳優の水嶋ヒロ(28)が、年内公開予定の映画「黒執事」に主演し、3年ぶりに俳優復帰することが8日、分かった。2010年の主演映画「BECK」以来となる。同作は人気コミックが原作で、水嶋は正体が悪魔の執事セバスチャンを演じる。小説執筆や雑誌編集長などマルチに活動してきたが、スタッフからの1年半に及ぶ熱烈なラブコールに応え、銀幕に戻る決断をした。

 水嶋ヒロが、悪魔の執事役でスクリーンに戻ってくる。

 「黒執事」は、マンガ家・枢(とぼそ)やな氏が06年から「月刊Gファンタジー」で連載し、累計発行部数1400万部を超え、海外でも40カ国以上で発行される人気コミックが原作。映画化に際しては、枢氏が「水嶋が主人公を演じるなら」という条件で許諾した。

 そこで松橋真三プロデューサーが、オファーした2011年から1年半かけて、水嶋を口説き落とした。何度も水嶋のもとへ足を運び、「主人公が持つ美ぼう、知性、色気を表現できる日本人は水嶋さんしかいない」と熱意を伝え、昨年10月にようやく出演の承諾を得たという。

 水嶋は09年2月に歌手の絢香と結婚。10年9月に大手芸能プロダクション「研音」を退社。その後は、絢香のバセドー病治療を支えながら、同年10月には本名の齋藤智裕名義で執筆した処女小説「KAGEROU」がポプラ社小説大賞を受賞。雑誌の編集長も務めるなどマルチに活躍してきたが、俳優業は「BECK」公開以降、3年間休止していた。

 自身の映画復帰の決断について水嶋は「驚いている気持ちもあるが、本当に良い作品と出会うことで、ここまで気持ちが動くものなのか、自分の新たな一面を見つめているような状況」とコメント。4月のクランクインを前に、「長く離れていたので不安」と正直に吐露しつつ、体重を落としアクションの練習をする毎日という。

 今後については、「たった一度の人生なので、気の済むまで興味のわいたものから順にチャレンジしていきたい」と意欲を見せる。悪魔という新境地からさらなる飛躍を誓っている。

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