阪神淡路大震災から18年 各地で祈り

 阪神・淡路大震災から18年を翌日に控え、兵庫県内では16日、「生」の字をかたどったモニュメントをライトアップするなど各地で追悼行事が開かれた。

 118人が亡くなった同県宝塚市では、武庫川の中州に参加者が石を積み上げて「生」の字の追悼オブジェを作った。日没後、暗闇の中で懐中電灯を照らしながら集まった市民が黙とうした。

 近くでは、宝塚市の美術家大野良平さん(52)が制作した金属製の「生」のモニュメント前で追悼式。市内の実家で被災した会社員飯島寛之さん(27)は「この記憶を忘れず、自分に何ができるか考えていきたい」と話した。

 兵庫県伊丹市の昆陽池公園では市内の中学生ら約400人が、阪神大震災の犠牲者数と同じ6434本のろうそくに火をともした。1人で足を運んだ同市の藤田貞子さん(81)は震災で大事な知人を失った。「亡くなった人の分まで強く生きたい」と幻想的な世界を眺めた。

 昆陽池公園での追悼式は今年で18回目。17日の震災発生時刻まで光をともし続ける。

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス