山田洋次監督、広島で「東京家族」PR

 19日全国公開の映画「東京家族」の山田洋次監督(81)と、出演者の橋爪功(71)、吉行和子(77)がこのたび広島を訪れ、映画のPRを行った。ロケが行われた広島県大崎上島でのエピソードなどを語った。

 山田監督の監督50周年記念作品となる今作は、小津安二郎監督の「東京物語」をモチーフに、今の日本の家族の姿を描いている。

 山田監督は「東京との距離感を出すため、架橋されていない島で、波止場や家の佇(たたず)まい、丘の上からの眺望の良さ」から大崎上島を、橋爪、吉行演じる老夫婦が暮らす瀬戸内海の小島に設定。

 撮影前に同島を訪れ、役作りをしたという吉行が「美しい景色にいやされたおかげで、役を演じた3カ月間は、プライベートも普段よりやさしい人になれた気がする」と島への思いを語った。橋爪も「撮影の合間に、島の中高生から『こんにちは』とあいさつされたことに驚いて、アタフタしてしまった。かなり都会に毒されている自分に気が付いた」と明かした。

 東京の高層ビル群と対照的に描かれた、大崎上島のゆったりとした温かさがスクリーンからも伝わってくる。

(上)映画「東京家族」の出演者((c)2013「東京家族」製作委員会) (下)映画「東京家族」のPRで広島を訪れた(左から)吉行和子、山田洋次監督、橋爪功

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