AKB×大林宣彦監督 コラボMV

 アイドルグループ・AKB48の年始恒例“楽曲版総選挙”イベント「AKB48リクエストアワー セットリストベスト100」が24日、東京ドームシティホールで開幕した。ステージでは2月20日にリリースする30thシングル「So long!」のミュージックビデオ(MV)を公開。映画監督の大林宣彦氏(75)が手がけ、AKBのMVでは史上最長となる64分の大作になることが明らかになった。

 「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作をはじめ、少女を主人公にした繊細な作品に定評がある名匠が、国民的アイドルと初コラボだ。スクリーンに「なぜ僕がAKBの仕事をするんだろうと最初はちょっと…不思議だったんだけどね」という大林監督のメッセージが流されると、2000人のファンからは大きなどよめきが起きた。

 AKBの総合プロデューサーを務める秋元康氏(54)の熱烈オファーで、コラボが実現。大林氏がMVを監督するのは初めてとなる。

 撮影は昨年11月で、舞台は昨年公開の「この空の花‐長岡花火物語」でも選んだ新潟県長岡市。極寒の日や雹(ひょう)の降る日もあった中、女優を目指す渡辺麻友(18)と福島から転校してきた松井珠理奈(15)の交流を中心とした心温まるストーリーに仕上げた。

 珠理奈はウエディングドレス姿を披露。ミッキー・カーチス(74)や高嶋政宏(47)も出演している。大林監督は「この作品は過去から未来への手紙のような!(物語)」と、仕上がりに自信を見せている。

 この日、スクリーンに流されたのは6分バージョンだったが「AKBの諸君と仕事をすることが楽しくてアイデアがどんどんわいてきてね、なんと64分の劇映画を作ってしまいました!」という大林監督の言葉通り、CDに収録されるMVは64分。これまで最長だった「GIVE ME FIVE!」の34分を大きく上回り、AKB史上最長の大作となった。

 なお「ベスト100」はこの日、100位から76位までを発表。イベントは27日まで行われる。

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