勘九郎&七之助、魅せた“羽田歌舞伎”
昨年12月5日に亡くなった歌舞伎俳優、十八代中村勘三郎さん(享年57)の長男・勘九郎(31)と二男・七之助(29)が27日、東京・羽田空港国際線ターミナル内のイベントステージ・江戸舞台で歌舞伎舞踊を披露した。
同ステージは、勘三郎さんが監修して中村座歌舞伎小屋を再現した店舗施設に隣接している。2人は「(父が)その辺にいるような気もするけど、きょうは天気がいいからゴルフに行っているかな」と天を見上げ、新春を祝う「雛鶴三番叟(ひなづるさんばそう)」を披露。この日が今年最初の舞台とあって「世界の人が集まる場所で、日本の美が表現できて、とてもいいですね」と、晴れやかな表情だった。
勘九郎は5月に誕生予定の第2子について「順調です。父の誕生日が(5月)30日、七之助が18日だけど、僕の子はあまのじゃくだからずらすでしょうね」と、楽しみな様子。七之助に「結婚する予定はないの?」と質問するちゃめっ気も見せ「ないです。アイドルみたいなこと言っているけど」と苦笑させるなど、父譲りのユーモアで集まったファンを沸かせた。